アップルが日本時間16日未明に発表した携帯音楽プレーヤー「iPod touch(タッチ)」新機種は、通話機能を除けばiPhone6にそん色ない性能がある。これで199ドル、日本では税別2万4800円からという価格設定なので、iPhoneはもとより、従来モデル(iPhone4S相当)と比べても、かなりお買い得だ。仕様や狙いなどをまとめてみる。
■前機種と同じサイズ保つ
3年ぶりに発表された新iPod touchは、空きメモリー容量別に4つのクラスが用意された。16ギガバイト(GB)で2万4800円、32GB2万9800円、64GB3万6800円、128GB4万8800円。最上位クラスはアップル直営店と直営ネット販売だけで販売する。価格帯はつい先日まで売っていた従来モデルとほぼ同様なので、コストパフォーマンスは飛躍的に上がった。
サイズは高さ123.4×幅58.6×厚さ6.1ミリ。重さは88グラムと、前モデルとほぼ同じ。この高さと幅はiPhone5sと同じで、iPhone6の高さ138.1×幅67ミリ(厚さ6.9ミリ)よりはひと回り小さい。
つまり、ひとことで言うと、ハードのサイズは従来機並みで、性能がぐっと上がった新機種、ということになる。