1日の長さが24時間プラス1秒になる「うるう秒」が1日、挿入される。日本で平日に実施されるのは18年ぶりで、万一思わぬトラブルが起きれば経済活動にも影響が広がりかねないだけに東京証券取引所などは入念な対策を取っている。
午前9時に取引開始の東証では、時刻の精度を高めるためのサーバーで、1秒を午前7時からの2時間(7200秒)に分散して調整する。
取引には影響がないというが、1000分の1秒単位で注文が飛び交うだけに東証は3月、証券会社などに対応を通知。東証の担当者は「証券会社のシステムとつないだ状態でのテストも実施し、事前確認はきっちり行った」と話す。
前回の2012年には、会員制交流サイトのミクシィで約4時間、サービスがつながりにくくなった。うるう秒が要因となりサーバーの一部に障害が起きたためだ。