新たなICT(情報通信技術)サービス事業カンパニーを目指し、昨年4月にソフトバンクBBから分社化したソフトバンク コマース&サービス。今年度は飛躍への真価が問われる。新しい価値の提供をどのように具現化していくのか、他にはない優位性などを、メーカーと流通事業を手がけるモバイルアクセサリー部門から探る。現状と将来展望、海外事業への展開などを倉光哲男取締役に聞いた。
商品に込めたライフスタイルの提案
――通信事業者であるソフトバンクの携帯電話用アクセサリー部門としての強みは何か
モバイルアクセサリーの大半の商品を企画から開発・製造までを手掛けていることが他社のキャリアアクセサリーとの大きな差だ。われわれはメーカーであり、ニーズに合った機能的で斬新なデザインのアクセサリー商品をスピーディーに提供できる。これが強みだ。また販売流通事業では国内外の携帯電話メーカーに対応するアクセサリー3万6000点以上を取りそろえ、全国の販売パートナー1万1000店舗を通じて魅力的な商品を提供している。事業展開のベースにあるのは新しいライフスタイルを提案すること。今後もより積極化させていく。