日本ロレックスは1日、13年11月の価格改定から約1年3カ月ぶりに値上げした。日本でも人気の高い腕時計「サブマリーナデート」(スチール、ブラックベゼルモデル)は、税別で従来の75万円から8%増の81万円になった。
国内時計各社にとって、スイス勢の販売価格アップはまたとない商機の到来だ。セイコーウオッチは、高精度でシンプルなデザインが人気のグランドセイコーを中心に営業攻勢をかける。50万~60万円前後を主力価格帯とするグランドセイコーは、今年で誕生55周年ということもあり「広告宣伝費を追加するなどで販売強化を図る」(相沢隆執行役員)という。
シチズン時計も、50万円程度の高級機械式腕時計「カンパノラ」などの販売増に期待する。