ソフトバンク系の携帯電話会社ワイモバイルは13日、米グーグル社が開発したスマートフォンの最新製品「Nexus(ネクサス)6」を早ければ12月上旬に発売する、と発表した。グーグルのアンドロイドOS(基本ソフト)最新版である「5.0」を初搭載したスマホとして注目されていた。
Nexus6は、グーグル傘下の米モトローラ・モビリティが製造。米クアルコム社製の4コア高速CPUを搭載。6インチの大きい高精細な液晶画面、手ぶれ補正機能を備えた13メガピクセルの内蔵カメラなども売り物。
価格は一括払いの場合、搭載メモリー32ギガバイトのモデルが税別6万9600円、64ギガバイトモデルが7万9200円。
「AXGP」や「FDD-LTE」などのマルチネットワークに対応し、高速データ通信を利用できる。
ワイモバイルは「Nexus5」を販売中で、「6」はこの上位に位置するハイエンド機種として、日本企業としては独占販売する。会見したエリック・ガン社長は「ローエンド機から機種変更する契約者も今後増えてくる。ハイエンド機の提供で選択肢を広げることが重要だ」と述べた。
「Nexus6」はグーグル自身によるネット販売も近く始まるが、この購入者向けに、ワイモバイルはUSIMカード(nanoSIM)を提供する予定。
ワイモバイルは端末の発売にあわせて、スマホの月間データ通信容量を、タブレット端末や他のスマホなどで分け合える新サービス「シェアプラン」も開始する。