NEC、スマホでブランド品の真贋判別技術 微細な紋様認識 (1/2ページ)

2014.11.11 05:23

 NECは10日、スマートフォンのカメラで、ブランド品や工業製品の微細な紋様を認識し、本物かどうか判別できる認証技術を開発したと発表した。製品の紋様をベースにした識別技術は世界で初めてで、NECは製造業や流通業などでサービスの活用を目指す。

 あらゆる製品や部品には、製造時に微細な紋様が表面上に発生する。同じ金型で作っても、それぞれ紋様が異なる。NECは製品の紋様に着目して、本物か偽物かを識別できる認証技術を開発した。

 製造段階で、紋様の画像データを事前登録しておけば、その後、スマホで撮影した製品と照合し、瞬時にそれぞれの違いを判別できる。NECによると、実証実験を通じて、指紋認証並みの精度で、製品を識別できる結果が出たとしている。

 これまでのブランド品や工業製品の管理や真贋(しんがん)判定は、バーコードやICチップなどの識別用タグを取り付け、特殊装置で分析していた。ただ、大量生産品の場合、一つ一つにタグを取り付けるのに膨大なコストと時間がかかっていた。

産業系の部品・保守管理などにも用途を広げる方針

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。