永谷園は2日、全国各地の名産品をトッピングするなど、お茶漬けの新しい食べ方を消費者に提案する新プロジェクト「日本の上に何のせる?」をスタートしたと発表した。お茶漬けを食べる人は高齢化しているといい、同社は「自由な食べ方、楽しみ方を知ってもらい、若い人たちにお茶漬けを広めたい」(永谷泰次郎社長)としている。
具体的には、全国47都道府県の名産品をトッピングした47のレシピを考案し、リーフレットに印刷して、お店やイベントで配る。キャラバンカーが全国を回って、試食や販売をおこない、今月中旬には、プロジェクトのロゴが入ったパッケージの商品を発売する。
都内で開かれた発表会には、「応援団」としてタレントの柳原可奈子さん、小島瑠璃子さんら、同社のCMに出演している4人が登場し、北海道の「ほたてバターのミルク茶づけ」など2品を試食。柳原さんは「日本の食文化と、お茶づけの魅力の両方を再発見できる」と話していた。
開設したキャンペーンサイトでは、他に「トマトとアボカドのサラダ茶づけ」(熊本)「焼きさんまのお茶づけ」(宮城)「牡蠣ソテーの茶づけ」(広島)などを紹介している。