UCC上島珈琲は25日、円安やコーヒー豆相場の高騰などをうけて家庭用レギュラーコーヒーの出荷価格を11月1日に改定、約60品目の想定小売価格を平均25%引き上げると発表した。
主力商品の「ゴールドスペシャル スペシャルブレンド」(400グラム、本体価格702円)は176円値上げ。業務用は1キロ当たり平均300円値上げするほか、ひき売り直営店舗の販売価格も引き上げる。
主力商品の多くを値上げするのは2011年3月以来となる。同社は、今年1~3月に最大生産国のブラジルを襲った干魃(かんばつ)被害を挙げ「来年度の収穫にも影響が及ぶため、調達価格は今後も高止まりが続きそうだ」とみている。