ソニーの平井一夫社長の記者会見での一問一答は次の通り。
--2013年度は下方修正を何度も繰り返したが、どう総括するか
「当社の構造改革のスピードが市場の変化よりも遅かったのが要因だ。パソコン事業を収束したことで、構造改革費用も多くなってしまった」
--構造改革を進める上で、これ以上のリストラはあるか
「大規模な事業売却や社員のリストラを含め、すべてを今年度中に済ませる。来期以降、同様の規模での構造改革は想定していない。また、今期の収益見通しは厳しく見積もっており、下方修正は想定していない」
--エレクトロニクス、テレビ事業の今年度黒字化への見込みは
「テレビ事業は、昨年度は赤字になったが、赤字幅は大幅に減った。コスト構造が強くなった上に、さらに分社化という道を選んでおり、経営スピードは一段上がる。強い商品力や販売会社のコスト構造改善などで黒字化に乗せたい」