富士通は15日、タブレット端末で自動車を外から自動運転し、所定の位置に駐車させる技術を披露した。2-3年後の実用化レベルを目指す。車庫入れや狭い場所への駐車が苦手なドライバーには朗報になりそうだ。
すでに複数の自動車メーカーから共同開発の申し入れが来ており、実用化に向けて実証実験を重ねていく
富士通が今回開発した技術は車の中にサーバーを搭載し、通信でタブレット端末と接続し、車の外から車を操作して駐車させる仕組み。車の前方と後方、左右サイドの4カ所にカメラセンサーを取り付けており、さまざまな角度から位置をチェックできる。
車とICT(情報通信技術)の融合は世界的に活発化しており、米グーグルや米インテルなどが車の自動運転の開発を加速させている。富士通も今後自動車分野で自社技術を生かした開発に力を入れる方針だ。