ミスチル育てた小林武史さん、有機農業に挑戦 「ポテンシャルまだある」 (1/5ページ)

2014.5.1 11:10

小林武史社長

小林武史社長【拡大】

 千葉県の中央部に位置する木更津市矢那の山中。うっそうとした木々の隙間を縫うように続く坂道を抜けると、目の前には広大な農場が広がる。2010年3月設立の「耕す木更津農場」は有機農業に取り組み、この土地で有機野菜や鶏卵の収穫を行っている。同社はサザンオールスターズやMr.Childrenといった人気アーティストを手がけた音楽プロデューサー、小林武史さん(54)が社長を務め、「次の世代も使い続けられる農地へ」という考えのもと、近隣の農作放棄地でも有機農業に取り組んでいる。

 米同時テロきっかけ

 農場の広さは約4ヘクタール。30年ほど前に閉鎖された牧場の跡地で、にんじんやレタス、ネギ、ナス、ジャガイモなど約40種類を育て、主にオーガニックレストランや県内にある農作物の直売所などに出荷している。週末には農場で朝市も開催しており、多くの近隣住民が詰めかけている。

 音楽家として大成している小林さんが農業に関心を持つようになったきっかけの一つが、2001年9月11日に米国で起きた中枢同時テロだった。

「最初に小林さんが農業をやりたいと人づてに聞いたときは半信半疑だったが…」

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