軽量化して環境性能を高めた新開発のエンジンを採用。スマートフォン(高機能携帯電話)が充電できるソケットや飲み物のペットボトルが入るラックを備え、男子高校生の通学用や若者の通勤用に的を絞った。
新興国発「軽」好調
国内二輪市場はピークだった1982年(約328万台)の約7分の1にまで落ち込んでいる。市場の約半分を占める排気量50cc以下の原付1種の2013年の販売台数は前年比3.0%減の23万8786台と、減少に歯止めがかからない。保護者の反対や電動アシスト自転車の普及により、高校生など若者層のバイク離れが続いているためだ。
ホンダは若者の好みや使い勝手を入念にリサーチした新型モデルの投入で巻き返しを図る。