福島第1原発 廃炉へ険しい道のり あふれ出す水と格闘続く (2/3ページ)

2014.1.17 05:57

増え続ける汚染水に対応し増設が進む「溶接型」の貯蔵タンク=1月15日、福島県大熊町(代表撮影)

増え続ける汚染水に対応し増設が進む「溶接型」の貯蔵タンク=1月15日、福島県大熊町(代表撮影)【拡大】

  • 福島第1原発の4号機

 この構造物は、吹きさらしの燃料プールに沈んだ約1500本の使用済み燃料をクレーンで取り出すための“足場”だ。3メートル角の巨大鉄骨の総量は計4000トン。担当者によると「東京タワーの鉄骨とほぼ同じ量」という。

 昨年11月から燃料を取り出し、1月6日現在で132本の取り出しが完了。年内に全燃料の取り出しを完了する。

 4号機の北側に隣接する3号機の原子炉は爆発が大きく、周辺のエリアは構内で最も放射線量が高い。15日、バスが3号機の脇に進んだとき、「毎時300、500…。今630マイクロシーベルトに達しました」と東電の担当者が手元の線量計を読み上げた。

 外はさらに高線量のため、発電所の構内ではバスから一歩も降りることはできなかった。岸壁近くでは、さびて泥だらけになった自動車がひっくり返ったままで、津波の巨大さを物語っている。

1日に汚染水400トン

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!