ビール類の出荷量、9年連続で過去最低に 「第3」健闘も需要減少とまらず

2014.1.16 11:15

 ビール5社が16日発表した平成25年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の課税出荷数量は、前年比1・0%減の4億3357万ケース(1ケース大瓶20本換算)と9年連続で過去最低を更新した。新商品の相次いだ第3のビールが市場を活性化し、景気回復ムードを背景にギフト用などの高級ビールも伸長したものの、嗜好の多様化や需要減少傾向には歯止めがかからなかった。

 全体の5割を占めるビールは1・7%減の2億1669万ケースで17年連続のマイナスだった。需要期の7月は5・6%伸びたが、その後台風など悪天候にたたられ、12月も横ばいだった。

 第3のビールは2・0%増の1億5819万ケースと9年連続のプラスで、構成比は36・5%と過去最高を更新した。普及に伴って伸び率は年々鈍化していたが、25年は各社の新商品効果で前年を0・9ポイント上回った。

 発泡酒は6・3%減の5869万ケースで9年連続のマイナスだった。

 ビール類全体の会社別シェアは、アサヒビールが37・6%(前年比0・1ポイント増)、キリンビールが34・8%(0・8ポイント減)、サントリーが14・7%(0・5ポイント増)、サッポロビールが12・0%(0・2ポイント増)、オリオンが0・9%で横ばいだった。

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