(1) 津賀社長、巨額赤字を謝罪 「不退転の気持ちで臨む」 に戻る
《資産負債額などの詳細や今後の対策について会社側の説明が終了した後、株主からの質問がスタート。2年連続の赤字について、厳しい意見がどんどん飛び出す》
男性株主 「これだけ、社員の首を切っているのに、まだ赤字を垂れ流すのか。開発技術部の人間の多くを営業にまわすなど抜本的な改革をしないと、パナソニックの再生はない」
津賀一宏社長「貴重な意見として承る。技術がお客さま視点でないといけないと実感している」
《男性株主の憤懣(ふんまん)はおさまらない》
男性株主 「賞味期限切れの経営者にやめてもらって、日産自動車のカルロス・ゴーンみたいな人に舵を切ってもらいたい。パナソニックは、昨年の株主総会で、大坪文雄会長がV字回復を誓ったが、そのわずか数カ月後に巨額の赤字を発表した。主婦でも、家の家計をちゃんと把握しているのに、会社のトップが予測できないとはどういうことか。経営責任はどうなっているのか」