パナソニックの定時株主総会が26日午前10時、大阪市中央区の大阪城ホールで始まった。平成25年3月期連結決算(米国基準)の最終損益が7542億円の赤字(前期は7721億円の赤字)と、2年連続で巨額赤字を計上。津賀一宏社長にとって、社長就任後、初めての株主総会となるが、株主からの厳しい意見が予想される。不調な家電に代わり、自動車や住宅関連事業など新しい成長事業でパナソニックをいかに“復活”させるかが注目される。
《大勢の人で埋め尽くされた会場。津賀社長が緊張した面持ちで登壇。議長として総会概要などを説明。引き続き、古田芳浩常任監査役が監査報告をした》
《業績悪化を受けて、津賀社長は、無配当となったことに対し謝罪の言葉を述べた》
津賀社長 「株主の皆様に謹んでおわび申しあげます。厳しい業績をかんがみ、配当を無配にするという苦渋の判断となりました。経営陣一同責任の重さを痛感しています。誠に申し訳ございませんでした」