事業分野別では、健康・環境機器、液晶が「売上高が高い伸びを示す成長ドライバーだ」と強調。デバイス(電子部品)の収益性をさらに改善し、最終製品とデバイスでバランスよく利益を上げることで、収益の変動リスクを減らす狙いがある。
さらにグローバル市場での体力勝負で苦戦したことから、付加価値が売り上げを左右する市場へ移行して収益性高め、強みである技術力、提案力を発揮していくと誓った。
「経営危機から脱するため、先送りしてきた諸課題の解決に全力で取り組む。創業の原点に立ち返る。徹底した顧客視点と技術により、お客さま、取引先に新しい価値と喜びを提供するのがシャープの存在意義だ」
高橋氏による“過去の反省”は続く。「再生と成長を必ず成し遂げる。引き続き、ご支援よろしくお願いします」と結ぶと、会場から拍手が上がった。