議事の冒頭、監査役から監査結果が報告され、プロジェクター画面で決算内容などが説明された。続いて社長に就任予定の高橋興三副社長が登壇。「いたずらに規模を追わない」という経営信条を口にし、過去の巨額投資の失敗を明言。原点に立ち返ることで業績回復を図る姿勢を説いた。
高橋氏は淡々と説明を続ける。シャープが対処すべき課題と、5月に発表した中期経営計画に触れ、勝てる分野へシフトし“自前主義”から脱却すると述べた。
26年3月期は売上高2兆7千億円、最終利益50億円、28年3月期には売上高を3兆円とする数値目標も重ねて説明した。