心斎橋の一等地を抑えたH&Mは今春、大阪・キタ(梅田地区)にも進出。若者客が多い「エスト一番街」、「梅田OPA(オーパ)」の両商業施設の近くに梅田店をオープンした。
日本市場は世界一の効率
H&Mは平成20年に日本に上陸し、ファストファッションブームを巻き起こした。地方のショッピングセンターなどにも出店し、24年度は22店舗で約380億を売り上げるなど日本市場でも急成長している。
H&Mは、人口900万人の本拠地・スウェーデンで170店舗以上を展開する。
日本はまだ店舗数が少なく、世界有数のファッション市場としておしゃれへの関心が高いためか、「1平方メートル当たりの売り上げ効率が世界一。しかも、人口1億2000万人なので、百数十店舗は出したい」。H&M日本法人のクリスティン・エドマン社長は自信満々だ。外資系ファストファッションは、圧倒的な資金力と立地戦略で着実に店舗網を拡大しつつある。
(橋長初代)