「幅広い顧客に支持されるファッションを発信するH&Mとは異なり、特定のターゲットを対象にした個性的なブランド」(関係者)という特徴がある。価格的にもモンキのワンピースは1000~3000円が中心で、割安だ。
同一商圏に集中出店
モンキとウイークデーが出店したのは、H&M戎橋2号店跡。H&Mは両ブランドの出店に先立ち、今年4月には心斎橋筋商店街に売り場面積3000平方メートルと国内最大級の心斎橋店を開業。グループの総力を挙げて心斎橋周辺への出店を加速している。
心斎橋は、ユニクロやスペインの「ZARA(ザラ)」、米国の「GAP(ギャップ)」なども立地するブランド集積地だ。
顧客の奪い合いは厳しくなりそうだが、「店舗自体が広告効果を発揮し、店が多いほどファッション好きの買い物客を呼び込む」(関係者)という実態がある。
実際、都会の一等地に集中出店し、シェアを拡大するのは、世界のファストファッション大手の常套手段になっている。