KDDI(au)の純増数は22万7000件で、前月実績(20万9500件)を上回った。光ファイバーなどの固定電話回線に加入すればスマホの通信料金を割り引く「auスマートバリュー」が好調だったほか、販促キャンペーンなども寄与した。
4月以降、通信障害が続発したため、顧客流出が懸念されている。しかし、前月実績を上回っており、現在のところユーザー離れの目立った動きは出ていないようだ。
通信会社の変更後も同じ電話番号が使える「番号持ち運び制度(MNP)」では、KDDIが8万1600件の転入超過で20カ月連続のトップ。純増数と同様に、前月実績(7万4400件の転入超過)を上回った。ソフトバンクも5万2300件の転入超過だった。
一方、ドコモは13万5800件の転出超過だった。