国内の携帯電話業界では初めてとなるスマートフォン(高機能携帯電話)を活用した知的障害者向けのサービスに、ソフトバンクモバイルが乗り出すことが3日、分かった。
開始時期やサービスの詳細は未定だが、早ければ今秋にもスタートさせる方向。知的障害者の日常生活を支援するとともに、使いやすくて役立つサービスを幅広い利用者に提供することで、ユーザーへの優しさを重視する企業ブランド確立につなげたい考えだ。
サービスは専用端末「アシストフォン(仮称)」での提供を検討している。簡単に操作できるように、大きな文字を使う専用のメニュー画面を採用するほか、カメラや衛星利用測位システム(GPS)センサーなども搭載。
拡張現実(AR)技術を応用したナビゲーション機能や、家族などがスマホ利用者の行動を把握できる「行動判定機能」も備える方向だ。