開発投資や人員の確保を図り、協業関係にあるトヨタ自動車などと連携をさらに強める考えを示した。
パナソニックが5月に発表した13年3月期連結決算は最終損益が7542億円の損失となり、2年連続で巨額の赤字に陥った。
15年度の営業利益を3500億円以上に引き上げる中期経営計画を掲げ、反転攻勢へ向けた足場固めに取り組む。その原動力となるのが、消費者向け事業よりも利益率が高い法人向け事業だ。
法人向け事業が軌道に乗らなければ「(中期計画の)実現は遠のく」(証券アナリスト)との見方は強い。1兆円の売り上げ規模がある自動車関連事業をどこまで成長させられるかが、その試金石となる。