パナソニックの津賀一宏社長は6日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、カーナビゲーションシステムや音響などの車載機器の売上高を現在の3000億円から、2018年までに最大で2倍の6000億円規模に伸ばす計画を明らかにした。
国内外の自動車メーカーとの連携を強化し、最先端機器の導入を加速させる。法人向けの中核事業で、同社の成長戦略の柱でもある自動車関連事業を伸ばし、収益増につなげたい考えだ。
同社は近年、スマートフォン(高機能携帯電話)と連動するカーナビを米ゼネラル・モーターズ(GM)に納入するなど、車載機器の開発・連携を進めている。米国で自動車の販売が好調に伸びていることもあり、津賀社長は「自社技術の活用を図れば、伸びしろは十分にある」と目標達成に自信を示した。
車載機器は電機各社などと競合が激しくなっており、最先端の機器を開発・投入するため、津賀社長は「体制を強化する必要がある」と強調。