2013.4.2 14:47
新商品重点推薦賞を受け取ったパナソニックの担当者(パナソニック提供)【拡大】
ちなみに価格だが、日本の空気清浄機は1台あたり4千~5千元台の製品がよく売れており、日本円では6万円台から7万円台にあたる。中国製品の売れ筋は2千~3千元(3万~4万円台)で、これと比べるとかなり高い。
高価格の理由は、新製品の宣伝費もあるそうだ。だが、中国では実のところクーラーや液晶テレビを買うより高くつくという。
よい製品はナショナリズムを超える
思い起こせば日本が昨年9月に尖閣諸島を国有化した際、山東省、江蘇省などのパナソニックの工場では反日デモ隊が暴徒化し、設備の破壊や放火などで操業停止という事態に至った。
あれから1年もたたないなかでの、この手のひらの返しようはどうだろう-と、半ばあきれもするが、日本の技術力を誇る話題だ。
いい製品を出し、評価につなげるということは、国を問わず王道ということなのだろう。(平岡康彦)