韓国のサムスン電子が世界のタブレット市場でシェア首位の米アップルを猛追している。2012年、サムスンは「ギャラクシーノート」「ギャラクシータブ」のシリーズが好調で、販売台数が1660万台だった。今年は昨年の2.4倍となる4000万台を目指すとしている。現地紙コリア・ヘラルドなどが報じた。
米市場調査会社IDCによると、12年10~12月期のタブレット市場のシェアは「iPad(アイパッド)」シリーズが人気のアップルが43.6%で首位、サムスンは15.6%で2位だった。しかし、前年同期比の増減ではアップルがシェアを8.1ポイント落としているのに対し、サムスンは7.8ポイントと急上昇し、両社の差は急速に縮まっている。
サムスンは今年2月、スペインで開かれた通信機器展示会で画面サイズ8インチの新機種「ギャラクシーノート8.0」を発表。同社幹部は今年の世界タブレット市場が50%成長するとの見解を示したうえで、「必ず消費者に受け入れられると確信している」述べ、販売目標の達成に自信をみせた。
また、同社はスマートフォン(高機能携帯電話)市場でもアップルのシェア切り崩しを目指しており、今月14日には新機種「ギャラクシーS4」を米ニューヨークで公開する方向だ。(ソウル支局)