イオンと、ソフトバンクグループのソフトバンクテレコム、ヤフーは7日、ネット広告を実際の買い物につなげるサービスで提携すると発表した。スマートフォン(高機能携帯電話)を店頭の端末にかざせばクーポンなどが受け取れるサービスを15日から全国の「イオン」など約1500店舗で順次始める。
サービスは、ヤフーのポータルサイト「ヤフー!ジャパン」をスマホやタブレット端末で閲覧した際、サイト上にある各メーカーのバナー広告をクリックする。画面に現れたバーコードなどを、イオンのグループ店舗に設置した端末「ハッピーゲート」にかざせば、商品クーポンなどが受け取れる仕組みだ。
店内でスマホなどを利用しやすいよう、イオンはソフトバンクテレコムの「Wi-Fi(ワイファイ)」接続サービスを6月から順次展開。インフラ面でも集客効果の拡大を図る。
ヤフーとソフトバンクテレコムが開発したシステム「ウルトラ集客」を採用。全国に店舗網を持つイオンが導入することでIT両社はポータルサイトの閲覧数増加につながり、各メーカーからの広告を集めやすくなる。