一方、牛丼の値下げについては、「すでに限界近くまで値下げし十分に安い」(松屋フーズ)などと、3社とも慎重姿勢を崩さないが粗利の改善は明白。「原価の値下げが理由ではなく戦略的に決断する」(ゼンショー)とも話しており、消費動向や競合の動きを踏まえながらの価格戦略には含みを残している。
牛丼大手3社の米国産牛肉の扱い
企業名 米国産牛肉の比率 使用月齢 今後の対応
ゼンショー 5割弱 17カ月 4~5月に米国産の比率拡大
吉野家HD ほぼ全量 14~15カ月 月齢20カ月程度に切り替え
松屋フーズ 6割以上 15~19カ月 在庫状況を踏まえ拡大の方向