AX2シリーズは「軽量」、省電力設計と高性能バッテリーを搭載した「長時間使用」「頑丈設計」、高性能CPU(中央演算処理装置)搭載による「優れた使い勝手」というレッツノートの基本コンセプトは変えずに、新たに「洗練」というキーワードを加えた。
この言葉は、米アップルのヒット商品「iPad(アイパッド)」を代表とするタブレット型の商品を意識した。市場開発グループ商品企画チームの井上剛志レッツノート担当総括参事は「相反する機能をバランス良く組み込むことに、多くの労力を費やした」と振り返る。
「タブレットは、できあがったコンテンツを見たり、負荷の低い作業に使う『ビューワー・ワーク』に適しているが、文章を作ったり、負荷の高い作業に使う『クリエーティブ・ワーク』には適していない」と井上氏。レッツノートは、ビジネスパソコンへのこだわりを捨て去ることはできず、両立を追求した。