シャープは8月、今回の希望退職を含め国内外のリストラで約5000人を削減すると発表。
さらに海外工場の売却で5600人を上積みする計画で、26年3月期に25年3月期と比べ人件費を含む固定費を1000億円削減することで黒字転換を実現したい考えだ。
こうした希望退職者の技術を期待して企業が雇用する動きもある。生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は関西の家電メーカーを退職した技術者の獲得に乗り出した。
家電事業に参入した同社は来年2月に大阪市北区に白物家電の開発拠点を設置する予定で、技術者の採用説明会などを開いている。