ライブ音源を当日のうちに録音・配信する「LIVE to GO」サービスを11月下旬に始めるのが、TBSラジオ&コミュニケーションズ。同社などは6月から赤坂BLITZ(東京・赤坂)で同様のサービスを導入しており、その出張版となる。
来場者は会場でパスワード入りカードを購入し、専用サイトで楽曲をダウンロードする。赤坂BLITZでは10公演近くで利用され、来場者の平均4割超がカードを購入した。カードの販売価格や配信楽曲数は主催者側が決められる。
日本レコード協会によると、CDなど音楽ソフト売上額は平成10年の6075億円がピークで、23年は3618億円。音楽配信売上額も21年(910億円)以降減少している。
一方、チケット販売大手のぴあによると、音楽ライブの市場規模は14年の1284億円から23年は1634億円に増え、「CD不況でライブの比重を増やすアーティストは増えている」とコンサートプロモーターズ協会。