JVCケンウッドの江口祥一郎社長は17日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、香港の車載機器メーカー、シンワインターナショナルホールディングスと車載AV機器向けのCD読み取り装置の共同開発を進め、世界の主要市場に投入する方針を明らかにした。
「戦略商品」(江口社長)として、まず欧州向けに来春発売し、北米や日本市場にも順次展開していく。
欧州向け新製品は、JVCケンウッドが設計し、シンワの中国工場で生産する。従来品に比べて部品の数を1~2割減らすほか、軽量化も実現する。JVCケンウッド単独よりも、生産コストを1~2割抑える。高品質で価格競争力のある目玉製品として、世界展開する。
JVCケンウッドの車載AV機器向けCD読み取り装置の年間販売台数は約600万台。2015年度には、半分程度を新製品に置き換える方針だ。