このほか、スマートグリッド分野では富士通が富士電機と提携し、NECも伊電力大手と連携。日本IBMも富士電機などと共同で実証実験を進め需要開拓を目指している。
太陽光や風力発電など自然エネルギーは天候によって出力が変動し、大量に導入するためには電力需給を最適化するスマートグリッドが不可欠。富士経済調べでは、スマートグリッドの世界市場は今後10年で11年比6倍の5兆8000億円に拡大すると予想しており、各社は需要取り込みに向け、不足する技術を提携で補いながら事業を拡大する青写真を描いている。(今井裕治)