日立製作所も協業戦略を加速する。10年9月にはパナソニックと提携。日立が強みを持つ交通や電力などインフラ技術と、パナソニックの家庭向け省エネ技術を融合し、効率的な技術開発を狙う。
日立は今年2月にも電力メーターの自動検針システムを手がける米シルバースプリングネットワークス(SSN)と戦略的提携で合意。SSNの送電網末端からデータを収集する技術と、日立が持つ発電所運用などのノウハウを融合し、世界市場の開拓を強化する。日立は一連の提携戦略などにより、12年度には関連事業の売上高を1兆3000億円に引き上げる。