株式は、東京証券取引所により、特設市場注意銘柄に認定されている。内部管理体制を実施し、1年内に解除を目指す。5年間の中期ビジョンを策定した。新しいオリンパスを創世するため、世界初、世界一流の製品をつくり、社会に貢献するという創業の原点に立ち返る」
《監査役会からの監査報告》
斉藤隆監査役「監査結果については、複数の元経営者による競合行為があり、業務執行を監督する取締役会が機能していなかった。運用については適正であったとは認められない。重要な不備はあるが、改善に取り組んでおり、計算書類、連結業績報告の適正性に問題は生じていない」
《会場からヤジが飛ぶなか、笹会長が今後の経営戦略を詳しく説明する。かなり長い》
笹社長「バック トゥ ベーシックをスローガンに掲げる。オリンパスの再生と新たな企業価値の創造に取り組む。一連の不祥事で毀損(きそん)したステークホルダーへの信頼の回復。する。原点回帰、ワンオリンパス。利益ある成長。この3点を重点目標とする。原点回帰をすべての戦略のスタートに、ワンオリンパスで全社員で一丸となる。創業の原点に立ち返り、再出発し、再生と新たな企業価値の創造を達成する。社会に貢献するという使命感、世界初、世界一流の製品つくり、顧客ニーズに応える」