パナ、印に資金管理拠点で事業下支え

 

 パナソニックが、グループ内の資金取引などを管理する新たな拠点をインドに設置したことが11日、分かった。グループ内で資金を融通することで外部からの借り入れを減らし、金利支払いを軽減するなどの財務改善策により、成長が続くインドでの事業拡大を下支えするのが狙い。

 新拠点の名称は「パナソニック・ファイナンス・インド」。首都ニューデリー近郊の北部グルガオンにあるパナソニックの現地法人内に置かれ、5日に正式発足した。パナソニックはインドに11のグループ会社を抱え、それぞれが金融機関と取引してきたが、今後は新拠点が一括管理する。(ニューデリー 共同)