LINEモバイルがデータ通信無料サービスを拡充 他社の音楽配信も対象に
LINE子会社の仮想移動体通信事業者(MVNO)、LINEモバイルは14日、スマートフォンで特定のサービスを使用した分はデータが消費されない「カウントフリー」というサービスを拡充すると発表した。5~6月ごろに、自社で行う「LINEミュージック」以外の音楽配信サービスも対象とする。このほか、女優ののん(能年玲奈から改名)さんを起用した初のテレビCMも15日から放映し、攻勢を強める。
同社の嘉戸彩乃社長が都内で開いた発表会で明らかにした。カウントフリーは同社が注力するサービスで、月額1810円からの「ミュージックプラス」というプランでは、対話アプリのLINEとツイッター、フェイスブック、インスタグラムといった交流サイト(SNS)とLINEミュージックが対象。このプランを値上げをせずに、他の音楽配信サービスを追加する。
このほか、同時期に「通話定額オプション」も提供を始める。ビジネスなどで音声通話をよく使う利用者らから要望があったという。
顧客との接点については、15日からビックカメラなど10店舗に、SIMカードを申し込み当日に渡せるカウンターを設置。顧客対応のできる店舗を早期に全国100店に広げる計画だ。
申込件数は明らかにしなかったが、2月が昨年10月の2.4倍になるなど、「予想を上回って推移している」(嘉戸社長)と強調した。
CMではサービスの説明ではなく、のんさんの演技で「愛と革新。」というLINEモバイルの理念を伝えるという。
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