LINEのお年玉スタンプ、年賀状と競合 日本郵便は“対決姿勢”「心こもってる」

 
記者会見では、LINEのテレビCMでナレーターを務めるタレントのベッキーさんが「お年玉くじ付きスタンプ」をアピールした=15日

 無料通信アプリを運営するLINE(ライン)は15日、最高100万円のお年玉くじ付きスタンプを友人に送ることができる「LINEのお年玉」を27日から発売すると発表した。会見した舛田淳取締役は「年賀はがきとお年玉(という習慣)をスタンプとお年玉に」とアピールした。一方、日本郵便も15日に年賀状の配達受け付け式を開催し、横山邦男社長が「LINEやメールより心がこもっている」と述べ、“対決姿勢”を強調。年始あいさつの主役の座をめぐり、新旧対決の様相を呈した。

 LINEのお年玉は、23種類の絵柄から選べるお年玉くじ付きのスタンプで27日から来年1月3日まで120円で販売。購入すると10袋のお年玉袋を入手できる。お年玉総額は5億円で当選本数は最高の100万円が3本、1000円が20万本。舛田取締役は「日本全国でLINEを活用していただいている。5年前に登場して以降、コミュニケーションインフラになった」と述べた。

 一方、日本郵便は15日、全国一斉に年賀状の配達受け付けを開始した。