米グーグルは13日、同社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載スマートフォン向け決済サービス「アンドロイドペイ」の国内提供を開始した。当初は電子マネー「楽天Edy(エディ)」用の端末のみの対応だが、それでも全国のコンビニや飲食店など約47万カ所で使えるという。
来年には、自社アプリでスマホ決済を提供している電子マネーもアンドロイドペイで一括して利用できるようになる見通し。米アップルもすでに10月からスマホ決済「アップルペイ」を始めており、2大勢力のサービス開始で、スマホ決済は来年以降、さらに広がりそうだ。
アンドロイドペイは、2015年9月に米国でサービスを開始して以降、海外展開を進めており、日本は9カ国目。アプリをスマホにインストールすると、各種、電子マネーの追加や飲食店のポイントカード機能の追加などができる。
エディをアンドロイドペイアプリに追加すると、登録したクレジットカードでエディへの入金や利用履歴などが確認できる。また、飲食店などのポイントカードに記載されたバーコードを読み取ることで、ポイントカード機能をアプリに取り込むことも可能だ。
アンドロイドペイのエディでは、残金が一定額を下回ると自動で入金するサービスが利用できないなど、専用アプリと機能面での差別化を図る。