【ニューヨーク=上塚真由】米検索大手ヤフーは14日、10億人を超える利用者のアカウントに関連する個人情報が流出したと発表した。同社では今年9月にも5億人分の利用者の情報流出が表面化したが、今回は別件とみられる。米メディアによると、個人情報流出では過去最大規模となる。
同社によると、2013年8月に「権限のない第三者」が不正に侵入し、氏名、メールアドレス、電話番号、誕生日、パスワード、本人確認に使う質問など、利用者の個人情報を盗んだという。クレジットカードや銀行口座の流出は確認されていない。
ヤフーは今年9月、2014年にハッカー攻撃を受け、利用者の氏名など5億人分のアカウントに関連する個人情報が流出したと公表したばかり、「国家が関与した組織」による攻撃を受けたと説明していた。