北九州の「スペースワールド」が閉園へ 入場者減少で来年末に、当初は新日鉄が運営

 

 北九州市のテーマパーク「スペースワールド」は16日、2017年12月末に閉園することを明らかにした。入場者の減少などが理由とみられる。九州でも有数規模を誇る観光施設に新たな支援企業が現れずこのまま閉園することになれば、地域経済にとっても打撃となる可能性がある。

 スペースワールドは1990年4月に開業。宇宙をテーマにした大型アトラクションが人気を集めた。入場者数は97年度にピークの216万人に達したが、その後は景気の低迷などから減少傾向が続いていた。

 新日本製鉄(現新日鉄住金)から運営を引き継いだ札幌市のリゾート運営会社「加森観光」が経営していた。

 スペースワールドは「誠に残念だが、諸般の事情で閉園することになった。営業終了まで引き続き支援してもらいたい」とのコメントを出した。