ソニー、円高で8割近い最終減益に 半導体は赤字、熊本地震も影響大
ソニーが1日発表した2016年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比77・6%減の260億円と大幅減益だった。円高や熊本地震が影響した。売上高は10・8%減の3兆3021億円だった。
半導体分野は42億円の営業赤字に転落した。スマートフォン向けでドル建ての売り上げが増えているため、円高が利益を押し下げた。
熊本地震で工場が被災して部品調達が困難になり、デジタルカメラ販売の低迷に拍車がかかったことも減益要因となった。
電池事業を村田製作所に売却することに伴い、328億円の損失を計上したことも響いた。
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