MRJが能登空港に予定外の着陸 試験飛行中に「確認必要なこと発生」

 
米ワシントン州で試験飛行をするMRJ=9月28日(三菱航空機提供)

 国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発している三菱航空機(愛知県豊山町)は14日、MRJの試験2号機が13日に石川県の能登空港に予定外の着陸をしたと明らかにした。「飛行試験中に確認が必要な事項が発生した」と説明している。

 試験2号機は13日午後2時20分ごろに愛知県営名古屋空港を離陸し、日本海側の空域で飛行試験を実施した。計画では同空港に戻ることになっていたが、予定を変更し、午後4時10分ごろに能登空港に着陸した。

 石川県能登空港管理事務所によると、着陸要請が入ったのは約10分前だった。能登空港発着の便に影響はなかった。

 三菱航空機は「機体は開発中のため確認すべき事項が多い。今回の着陸は緊急性がなく、開発計画にも影響しない」としている。