セブン&アイ井阪社長「百貨店は首都圏に集中」 撤退エリアは戦略的パートナーと補完
セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長の記者会見での一問一答は次の通り。
--中期経営計画の考え方は
「選択と集中という新しい軸が必要だ。百貨店は首都圏に集中し、撤退したエリアは戦略的パートナーと補完する」
--百貨店エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの提携内容は
「そごうの神戸店(神戸市)と西神店(同)、西武高槻店(大阪府高槻市)を譲渡する。そごうの広島店や徳島店など他の店舗は当面は継続する。H2Oのポイント制度を関西圏のセブン-イレブンの店舗で使えるようにする。提携を円滑に推進するため相互に株式を持ち合う。7月中旬ごろ、私どもからお願いした」
--コンビニ事業はどうするのか
「成長の柱として、国内では商品開発に磨きをかけ既存店の質を上げる一方、出店基準を厳しくする。北米ではM&A(企業の合併・買収)を進める」
--不振のスーパー事業は
「総合スーパー中心に計40店舗の閉店を進める。また総合スーパーからの転換や不動産再開発も行う。中国事業については、北京エリアの店舗は清算も含めて検討する。成都エリアは支持を受けており、撤退はしない」
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