日立の東原社長が英EU離脱に「基本的に反対」と発言

 
「日立京大ラボ」を立ち上げた日立製作所の東原敏昭社長(右)と京大の山極寿一総長=23日、東京都千代田区(黄金崎元撮影)

 日立製作所の東原敏昭社長兼最高経営責任者(CEO)は23日、都内で開いた京大との共同記者会見で、同日に英国が実施する欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票について「離脱は基本的に反対」との見解を改めて示した。「国民投票の結果をみなければ、わからない」としながらも「色々なことを想定しながら準備している」と語った。

 日立は英国のニュートン・エイクリフに約126億円を投じ、鉄道車両の工場を新設した。また、原発事業でも、2012年に英電力会社を買収し、現地で原発を建設する予定で、2020年前半に1号機の稼働を目指している。