ハウステンボス、15年度下期の入場者数が減少 HISの支援後初
長崎県佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボスは17日、2015年度下半期(15年10月~16年3月)の入場者数が、前期比2・1%減の約156万人だったと発表した。旅行大手エイチ・アイ・エスが10年に経営支援を始めて以降、初の減少。1月下旬に西日本が記録的な大雪に見舞われたことなどが響いた。
ハウステンボスによると、入場者の地域別内訳は、7割弱が九州で約3割が東京・大阪圏。沢田秀雄社長は記者会見で、全国各地や海外から観光客を呼び込む考えを示し「大型イベントを増やし宣伝を強化する」と語った。16年9月末までの1年間で目標入場者数を341万人とした。
17日発表した16年3月中間連結決算は、売上高が前年同期比1%減の178億円、経常利益が34・1%減の41億円だった。電力小売り事業開始に伴う設備投資などが収益を圧迫した。
関連記事