軽自動車にも初登場した「オートマチックハイビーム」って何?

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 三菱自動車のeKカスタム/eKワゴンと同日発売の日産デイズを含めて、軽自動車で初めて搭載されたオートマチックハイビーム。

 夜間走行時は先行車や対向車がいる場合はロービーム、それ以外はハイビームを使うのが道路交通法でも基本的なルールとなっていますが、都市部などで歩行者や自転車がいる中でハイビームにされると、歩行者などにとっては「自分の存在を発見してもらう」ハイビームであっても眩しいなぁ、と思うのも確かです。

 しかし、暗い郊外などではロービームとハイビームの差は明確で、視界確保のためには道路交通法に照らしてもハイビームをメインに、先行車や対向車がいる場合はロービームに切り替える必要があります。

 切り替えが面倒、あるいはロービームのまま(逆にハイビームのままも?)走ってしまったりする場合もあるでしょうが、そこで便利なのがオートマチックハイビーム。

 高級車に採用されてきたオートマチックハイビームには、様々な方式がありますが、三菱eKワゴン(日産デイズ)が採用しているのは、ルームミラーに設置されたカメラが先行車や対向車のランプ、街路灯などの道路周辺の明るさを検知してハイビームとロービームを自動で切り替えるもので、約25km/h以上で作動する機能です。

 三菱eKカスタム/eKワゴンの「Safety Package」車に搭載され、従来からある暗さを感知して自動点灯するオートライトと組み合わされています。さらに、eKカスタム全車と、eKワゴンの「G」と「T」にはディスチャージヘッドライトを装備。

 オートライトに加えて、オートマチックハイビームが装備されれば、夜間の視認性が向上し、安全性を高めてくれますから、とくに郊外で乗る機会の多い人にはぜひチョイスしたいところです。

 (塚田勝弘)