水産物輸入規制見直しで調査団 韓国、福島などに派遣

2014.12.13 05:00

 水産庁は12日、東京電力福島第1原発事故を受け、福島など8県からの水産物輸入を禁止している韓国が、輸入規制を見直すための専門家委員会の調査団を日本に派遣すると発表した。

 現地調査を行うのは、韓国政府が9月に設置した専門委員会で、韓国原子力安全技術院放射能分析センター長をトップとする専門家ら7人。15日から19日まで福島第1原発の汚染水対策の現状や福島県いわき市、千葉県銚子市の卸売市場を視察。来年1月中旬には北海道や東北地方の追加視察も検討している。

 世耕弘成官房副長官は12日の会見で「今回の訪日を通じて正確な理解を深めていただき、規制の早期撤廃が実現することを期待している」と話した。

 韓国は2013年9月から青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉県からの全ての水産物の輸入を禁止している。

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