農業アシストスーツ開発支援 ロボット産業革新の一環で農水省 (1/2ページ)

2014.10.13 08:30

和歌山大学のロボティクス研究室が開発した農業用のアシストスーツ。約20キロのミカンのケースを半分の力で運搬できる(同大提供)

和歌山大学のロボティクス研究室が開発した農業用のアシストスーツ。約20キロのミカンのケースを半分の力で運搬できる(同大提供)【拡大】

 農林水産省が2015年度から、農業従事者向けロボットの開発支援に乗り出すことが12日、分かった。安倍晋三政権が成長戦略の柱に掲げた「ロボットによる産業革新」の一環。収穫した農産物の積み降ろしをする際に腰や足にかかる負担を軽減する「アシストスーツ」について、量産に必要な費用を半分程度補助する。スーツは和歌山県などの大規模ミカン農家に貸与し、実証実験に取り組む。

 農業従事者の高齢化を受け、農水省は農作業の省力化や負担軽減につながる新技術の普及拡大を急いでいる。中でも、量産化しやすいアシストスーツの普及促進を重点的に進めるべきだと判断した。アシストスーツは人間の筋力をロボットが補助し、動作を支援する仕組み。重さは7~8キロが主流で、約1分程度で装着できる。

 農水省は、農業用に特化したアシストスーツを年間約100台程度の規模で製造できる企業や研究施設などを支援する考え。

内容は今後詰めるが…

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