ベトナム 風力発電に外資呼び込み 電力買い取り価格見直しへ (1/2ページ)

2014.3.4 07:30

 ベトナムの風力発電市場が開花しそうだ。電力不足の深刻化が懸念されるなか、同国政府は再生可能エネルギーの関連法整備に着手するなど、電力供給能力の増強に向けて動き出した。とりわけ、国土の地形に適した風力発電に注力する構えだ。風力発電事業で外国からの投資を呼び込むため、投資環境の整備や電力買い取り価格の見直しなどを精力的に進めたいとしている。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 慢性的な電力不足に悩まされるベトナムは、風力や太陽光などの再生可能エネを利用した発電施設の建設・稼働に大きな期待がかかる。2020年までの同国電力開発計画では、全発電量における再生エネ発電量の割合を、現在の約3%から5.6%に引き上げたい意向だ。また、風力発電容量は30年までに合計620万キロワットを目指している。

 税制優遇措置が必要

 これまでの風力発電プロジェクトは、“計画倒れ”の側面が否めない。現在、風力発電は全国48カ所で建設計画がある。合計488万キロワットの発電容量が見込まれているが、実際に稼働しているのは3カ所で計5万4000キロワットに過ぎない。

風力発電に対する外国投資を拡大するには…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。